授業以外にも

Ru:mの創設にあたって

自分はこのままでいいんだろうか

諸先輩方を見ていると不安に駆られる

何かを始めなければ、波に飲まれていく

ただ訪れる日々を過ごし、主人公が誰なのかわからない日々を過ごす

誰も疑問に思わない

本当にこのままでいいのだろうか

とりあえず、何かを始めてみよう

ある時、ふとこんなことを思うようになりました。このまま仕事を頑張っていけば、それなりに一生懸命に生きた人生になるのかもしれません。ただ、仕事に追われて家と職場を往復する毎日になるのでしょう。加えて仕事を頑張れば頑張るほど、与えられる仕事が増えていきます。そして、いずれはやりたいことも奪われる。本当にそれでいいのだろうか。そう思って、まずは自分が考えていることを書き記す場を作ろうと思いました。

誰にも見られないノートに記してもいいんだけど、せっかくなら自分の知識や考えが誰かのためになったら嬉しい。少なくとも10年以上にわたって公立中学校の教員として英語の授業づくりに打ち込んできたので、それなりに伝えられることもあるだろうと思ったのです。

英語の授業でも周りの先生が行ってきた授業とは少し違っていたようです。2020年に英語改革が謳われ、All Englishの授業が行われるはずでした。ところが、わたしの周りでは、たいした変化は起きませんでした。どうしたら使える英語が身につくだろうと試行錯誤してきました。楽しく力のつく授業ってどんな授業だろう。わたしの最も大きなテーマです。

学校の授業として英語を教えるため、教科書を使わければなりません。しかし、わたしが出会う多くの先生は教科書をどのように使えばよいか困っているようでした。わたし自身も悩み、たくさんの方々からアドバイスをいただいて授業づくりに勤しんできました。

わたしは、英語を教えたくて教員の道を選びました。英語が使える楽しさをたくさんの人に感じてほしい。そう思って英語の授業づくりに励んできたのです。その考え方やスキルが少しでも先生方の参考になれば幸いです。

自分がやりたいことが誰かのためになっていたらいいな

誰かに自分のことを知ってもらいたいわけでもないので、自分のことをBlack Sheepにたとえ、Blasheeとして秘密の部屋となるRu:mの設立を考えました。自分が力を入れて取り組んできた英語の授業に関するヒントを中心に秘密の部屋から発信していこうと思っています。

2023年12月1日 Blashee